誕生
あか牛は子育て上手!健康優良児が育ちます
あか牛の赤ちゃんは、厳正な検定に合格したお父さんと、健康美と愛情にあふれた優しい性格を持つお母さんから、人工授精で生まれます。
毎日、40~50kgの草を食べ、3~6km歩きます
現在、あか牛の母牛、子牛の頭数は全体で約19,000頭、そのうち放牧は約9,000頭が放牧されています。
稲ワラとトウモロコシや麦、ビール粕などの配合飼料を出荷までに約4トン食べます(黒毛和牛は約5トン)。
放牧
大自然の旨さ!あか牛の理由の一つ「放牧」
生まれた赤ちゃんは、母乳と大自然の牧草をいっぱい食べ、草原を走り回りながら元気に大きく育ちます。また、放牧は牛が伸びた草を食べるため、阿蘇の美しい景観を維持する役割を果たしています。
あか牛の母牛(繁殖牛)は、阿蘇地域の広大な草原(牧野)に放牧されています。健康な母牛から生まれた子牛は、生後6~8カ月までおいしい野草をいっぱい食べ、草原で元気に育ちます。
肥育
手間暇と愛情をたっぷりかけて育てます
9ヶ月齢~10ヶ月齢
繁殖農家が育てた子牛(素牛)を導入。足がしっかりしていて、顔だちが美しい牛を選びます。
10ヶ月齢~12ヶ月齢
新しい環境に慣れるまでは、運動場に自由に出られるようにし、粗飼料(稲ワラ、乾牧草、ビール粕など)を主体に与え、肥育のためのお腹づくりをします。
12ヶ月齢~24ヶ月齢
稲ワラ、配合飼料(大麦やフスマ、トウモロコシなど)を月齢に合わせて給与します(配合飼料の割合が増えていきます)。
出荷
丹精込めて育てられたあか牛が食卓に届くまで
- 生体検査
獣医師が家畜伝染病、その他の疾病がないか、又は知覚障害などの病気の兆候がないか、入念に検査します。 - 解体前検査
さらに、とちく解体前にもう一度、検査を行います。 - 解体後検査
全頭の内臓、枝肉、頭部について科学的な検査が行われます。さらに特定部位はすべて除去、焼却されます。 - スクリーニング検査(BSE検査)
延髄の組織を取り、免疫生化学検査を行います。この検査に合格しない限り、その牛の肉と内臓は出荷されません。
お買い求めになった「牛肉のパック」に表示されている「個体識別番号」で生産履歴がわかります。
「牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法」が平成15年6月に公布され生産履歴のデータベース化・情報公開が義務づけられました。
平成16年12月1日以降に食肉処理された牛肉には『個体識別番号(10桁の数字)』が表示されています。(独)家畜改良センターのホームページにアクセスし、個体識別番号を入力すると、「牛の品種、いつ・どこで生まれ、誰が育て、どこでとちく・加工されたか」などの情報を得ることができます。
- 耳標装着
国内で生まれた牛、輸入された牛に10桁の個体識別番号が印字された耳標を装着します。 - データベース化
生産農家の届け出に基づき、出生からとちくまでの情報を記録します。 - 番号表示と取引の記録
加工・流通の過程での情報を記録・保管します。 - 生産流通履歴の把握
牛の出生から消費者に提供されるまでの追跡が可能です。
事業概要
| 事業者名 | 阿蘇っ子ファーム |
| 所在地 | 熊本県阿蘇市一の宮町宮地 |
| 代表取締役 | 篠田ケンタロウ |
| 設立 | 2014年1月 |
| 資本金 | 1,000,000円 |